AI WORKS は、現在準備中です。
本建て正藍染 AI WORKS
本建てとは、すくもと木灰からとった灰汁で染め液をつくること、正藍染とはその染め液で染めた藍染めを指します。
染料のすくもは、三重松阪の藍師さんが丹精込めてつくったものを、
木灰は、堅木の灰を、
水は、地下から涌き出る清水を汲みあげて。
ひとつひとつ、
これでなくてはならない、
というこだわりをもって、
たくさんの人たちの手を介し、
支えられながら私の藍染は成り立っています。
藍染とは、実に不思議なものです。
水に溶けない藍という植物を、
水に溶ける状態にし、布に付着させ、
染め重ねる。
昔のひとがなぜ、この技術を生み出せたのか。
不可能を可能にする、枠に収まらない発想と創造力、
執念のような想いの熱さを感じます。
藍染は『微生物との共生と共創』
目に見えない、ちいさなものたちの働きが、
美しい青を引き出し、与えてくれます。
その恩恵の尊さ、偉大さを
藍染を通して感じています。
太陽の光、風、流れる水、
自然のいとなみ、そのどれもが、
藍染をつくり出し、
生み育む、力となっています。
先人たちの叡智の軌跡と、
もたらされる豊かな恩恵を胸に
『 藍 染めることに向かい合う』
それはそれはちいさな染め屋ですが、
とても大きな広がりのある いとなみです。
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[ 正藍染の特長 ]
・色落ちしにくく、色移りしない
・効果効能がある
・青色の色幅が豊かで、表情のある青が出せる
◾️色落ちは、染める側、使う側の相互の力が
不可欠なので一概には言えませんが、
醗酵にこだわり、染め重ねた正藍染は
色落ちしにくい藍染です。もちろん注力を注ぎ
色落ちのない染めを心掛けています。
色移りの心配はありません。
◾️濃紺から、ごくごく薄い水色まで、
濃くも薄くも染められるのが特徴です。
色幅の豊かさとともにその色の透明感も特筆すべき美しさがあります。